思い起こせばこんなのあったな〜

準備中 ■Super Disk(LS-120)
松下寿電子工業・イメーション・コンパックが共同開発した大容量フロッピーディスク。
1996年登場当時は「LS-120」という名称だったが、1997年には「SuperDisk」に変更されている。
3.5インチフロッピーディスクと同型ながら1枚のディスクに120MBの大容量と5倍の転送速度を実現したが、他の大容量リムーバブルメディアに比べ遅かった。
後に従来のSuperDiskメディアの技術を基盤に、超微粒子高性能メタル磁性体および超薄塗布・高平滑化技術の開発により、これまでの2倍の容量となる240MBも登場した。
SuperDisk用ヘッドと3.5インチフロッピーディスク用の2つのコアを持つデュアルギャップ磁気ヘッドが採用され、上位互換を持たせたことにより従来のフロッピーディスクからの移行をスムースにさせたが全く普及しなかった。
また、デジタルカメラの記憶媒体にSupeDiskが採用されたモデルもあった。
■Hi-FD(High Capacity Floppy Disk)
ソニーと富士フィルムが1997年に共同開発し、1999年市販された大容量フロッピーディスク。
1枚ディスクに次世代フロッピーディスクである「SuperDisk」の120MBを上回る200MBの大容量と、最大3.6M/sのデータ転送速度を3.5インチFDと同型で実現している。

狭いギャップと広いギャップの両方に対応した「デュアル ディスクリート ギャップ ヘッド」を採用したことで、2DD(720KB)と2HD(1.44MB)の3.5インチFDの読み書きにも対応。上位互換が保たれているが「SuperDisk」よりさらに売れなかった。
準備中 ■clik!(PocketZip)
アイオメガより1998年に発売した磁気ディスクによる記憶媒体。
ディスク1枚あたるの容量あ40MBと少ないがディスク寸法がディスクの寸法が55mm×50mm×2mmと小型が特徴で、専用ドライブも小型・軽量にすることが可能だった。
PCカードに収まるサイズから、PCカードタイプのケーブルレスモデルも登場している。
その小型さからアウトドアでの使用を視野に入れており、当時のデジタルカメラなどで使用されていたフラッシュメモリータイプの記憶媒体(スマートメディアやコンパクトフラッシュなど)に比べ大容量かつ低価格なのでPC以外での製品も期待されて、内蔵モデルは出なかったものの外でも使える外付けドライブとしてフラッシュメモリーのデータをバックアップする機能があった。
HDDの大容量化・フラッシュメモリーの低価格化により大容量となっていき、次第に市場から消えていった。
後にclik!はZipと同じ技術を応用していることから「PocketZip」と名称を変更された。
■Zip(Zip100/250/750)
アイオメガによって1994年に開発された磁気ディスクを媒体とした3.5インチフロッピーディスクを一回り大きくしたリムーバブルディスク。
米国では主要メディアであったが日本においてはあまり普及していないものの他の大容量磁気ディスクに比べるとアップルが採用していた事もあり若干上だ。
1996年に市場に出た頃は最大容量は100Mで、平均シークタイム29ms、データ転送速度1.25MB/SとHDDなみのレスポンスに当時の記憶媒体としては高速なデータ転送を可能としている。
ドライブ自体の価格が安いが、メディアがMOより高価なのが難点だった。
他の磁気ディスクである「SuperDisK」や「Hi-FD」と違い、3.5インチフロッピーディスクと互換性はなく、後に急速に普及したCD-R/RWの登場によりしだいに市場から見かけなくなった。
1998年には上位互換が保たれアクセススピードも倍となった250Mドライブが登場し、後にさらに大容量かつ高速転送が可能となった750MBモデルも登場した。しかし750MBモデルは上位互換は保たれているものの100MBディスクは読み込みのみサポートとなっている。
日本国内ではZip100はその本体価格の安さからある程度売れていたものの、以降のモデルはほとんど普及しておらず、市場でもあまり見かけない。、
また、日本国内ではエプソンがライセンスを持っている。
■Jaz(ジャズ)
アイオメガが開発した磁気により書き換えを可能としたリムーバブルタイプのハードディスクの一種で、磁気ディスクを採用しているもののハードディスクの技術を基にしている。
容量は1GBと2GBモデルがあり、1GBモデルの機器では2GBディスクは扱う事のできないが上位互換は保たれている。
SCSIで接続されたJazは、データ転送速度7.35MB/sを誇り、当時のリムーバブルディスクとしては高速で当時のMOやZIP、フロッピーディスクなどのメディアから考えると当時のハードディスク並の大容量だった。
しかし急速に普及したCD-R/RWドライブが、手軽で安価な記録装置の主役となり、700MBという大容量を数百円で保存する事が可能となり、またハードディスクも急激に容量が増加し、価格は低下していった。

1GBメディアで2万円ほどしたJazはしだいに影に隠れていき、その高額さから市場に浸透することなく消えていった。
その後Jazの後継モデルとしてアイオメガはREVというドライブを開発された。

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