大容量HDDを搭載した動画対応ポータブルプレイヤーを比較する

■デザイン
■圧倒的な人気を誇る動画にも対応したiPod第5世代目モデル
iPodの初代モデルから比較して約45パーセントもの小型化を実現(30GBモデル)している5世代目は、4世代目のデザインを基本的に継承している。
4世代目と比較しても大幅な薄型化を実現しており、厚さでは今回紹介する他のモデルと比べても最薄の11mmとなっている。(60GBモデルは14mm)
この極薄ボディーに基盤・HDD・バッテリー・液晶などが収められているのは驚きだ。
ボディカラーはホワイトとブラックで前面は光沢処理されており、背面は両カラー共通のシルバー鏡面メッキ加工がされている。
2.5インチの大型液晶モニターに操作ボタンであるドーナツ型のクリックホイールというシンプルなデザインになっている。
このクイックホイールは、親指1本だけでiPodの基本となる全ての操作ができるシンプルながら非常に優れた操作感を実現している。
言わずと知れた携帯音楽プレイヤーで圧倒的人気を誇るiPodシリーズ最上級モデルだ。

Apple iPod 30GB
Apple iPod 60GB

■多彩な機能と、多くのフォーマットに対応した動画再生機能
iPodを思わせてしまうようなデザインで、前面には光沢処理され、背面にはつや消し処理をされた滑りにくい素材でホールド感も良い。
ボディーカラーにはホワイト・ブラック・グリーンの3種類を用意しているが、全モデル背面はホワイトのつや消しカラーとなっている。
ボディーの厚みは今回紹介するモデルの中では一番厚く19mmあり、重量も166gと一番重い。
操作ボタンの中央に配置されたバーティカルタッチパッドは上下になぞる操作とタップすることにより決定ができ、パッド縁には曲のジャンプや早送り・巻き戻しボタンが配置されている。
バーティカルタッチパッドの周りには4つの操作ボタンが配置されており、その1つであるマイショートカットボタンでは好みの機能を割り当てる事ができるが全体的に操作は多少の慣れが必要だ。

Creative Media ZEN Vision:M

■独自の縦マウント液晶と高音質技術搭載の国内メーカー品
i曲線が少ないデザインのgigabeat-sは、2.4インチと他のモデルより液晶が0.1インチ小さいが縦にマウントした独自のスタイルを持つ。
ピアノ調の鏡面処理を施した前面パネルにシルバーで周囲を縁取りされたデザインは高級感がありしっかりした印象を受け、カラーは全3色だが60GBはブラックのみとなっている。
基本となるデザインは同社のgigabeatシリーズを受けついでおり、液晶下に2つのボタンが追加されたほかxシリーズでで採用されていたプラスタッチと呼ばれる十字タッチボタンから中央に決定ボタンを設けるなどプラスタイプボタンへと変更されている。
これは基本ソフトにMicrosoftのPMC(*1)を採用した事による操作性アップを図った結果で、再生や曲のジャンプ・ボリュームといった基本操作はサイドパネルに配置されたボタンでも操作できるようになった。
縦に配置された液晶は曲を探すなど音楽再生などの操作には優れている反面、動画を見るには上下に黒い帯が入る上、大幅に画面が小さくなってしまう。横向きスタイルでフル画面で楽しむ事もできるがこれを良いとおもうか悪いと思うかは意見が分かれそうだ。

東芝 gigabeat-s 30GB
東芝 gigabeat-s 60GB

(*1)Windows Mobile for Portable Media Center

第2回 大容量HDDや連続再生時間を徹底解明 (毎週金曜日追加更新予定)

1ページへ次のページへ

物欲マニアックス トップに戻る