大容量HDDを搭載した動画対応ポータブルプレイヤーを比較する
| ■大容量HDDや連続再生時間 |
| ポータブルプレイヤーはアウトドアで使う事を前提に開発されており、小型・軽量モデルに人気が集まる。 そりゃ外で使うのがメインなポータブルプレイヤーは小型で軽くてカバンに入れても邪魔にならないようなサイズがいいに決まっている。 ポータブルプレイヤーに限らずバッテリーを使用する携帯電話にも上げられる事だが、小型化する上で省電力化が重要になってくる。すなわちバッテリーの小型化が大きな鍵となっている。 省電力となればバッテリーも小型な物でまかなえるという事だ。 こんな風に感じた事はないだろうか?携帯電話でメールやWebの閲覧・動画に音楽と色々楽しめるけどすぐバッテリー切れになってしまってまったく使い物にならない。・・って 小型化が進む携帯機器だが実はバッテリーの限界はすでにきており、機器の進化に追いついていないのが現実。 次世代バッテリーである燃料電池はまだ開発段階であり、まだしばらくはこれまでのバッテリーに頼るしかないのだ。 こうした事から薄くて小型だけれどその小型化を実現できているのはバッテリーの小型化(小容量化)によって実現できた事によるものであって、実際の薄く小型で軽量なモデルが駆動時間が短くて使えないなんて事もありゆるのだ。 第2回目の今回は、小型化と省電力性、そしてHDD容量について調べてみた。 なお、バッテリー持続時間は紹介する内容以外にも液晶の明るさ、音量、操作頻度などにより変わります。あくまでもメーカーが公表している最長時間で説明しています。 |
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■薄さが自慢の30GBモデルと長時間再生が魅力の60GBモデル iPodと言えばなんと言ってもその薄いボディーが魅力的だろう。 こうでも機械は薄いだけで使えないモデルが多く存在するが、iPodはなかなかの駆動時間を実現している。
本体の厚さが11mmとクラス最薄のiPod30GBモデルの秘密は、60GBモデルよりもバッテリー容量を減らした事により実現できたものだが、公表されている数値を見るとまったく問題のないどころか、今回紹介する3モデル中でiPodの60GBを除いたトップクラスの容量になっている。 しかしながら動画再生では大幅なバッテリー消費があるみたいで最長でも2時間再生にとどまっており実使用で映画1本再生できるかどうかという感じだ。 本体の厚みが14mmとなってしまったが、60GBモデルではバッテリーも大容量化されており、今回紹介する3モデルで最長の音楽再生時間を実現している。しかしながらこちらも意外と動画再生時間は短い。 ZEN Visionが最長音楽再生時間14時間だが最長動画再生時間が4時間再生できることからその半分しかバッテリーが持続できないiPodは動画再生に大幅な消費電力を必要としているだろうか? メーカーのテスト環境で動画ではiPodがH264-768kbpsに対しZENではMPEG4-500kbpsという違いもあるが、それにしても半分とは短い。 音楽再生のテスト環境ではiPodがAAC-128kpsでZENがMP3-128kbpsとフォーマットこそ違うがビットレートは同じだ。 充電時間に関しては、iPodでは約2時間でおよそ80%の充電が可能となっており、4時間で満充電となっている。 満充電まで他のモデルと比較して長いが、80%充電であれば2時間と特に不自由しないだろう。 また、iPodは多彩なオプションがあることから家で専用スピーカーなどに接続して聞く人も多いだろう。その場合充電機能もついている場合が多いので充電のわずらわしさはそれほどないように思える。 Apple iPod 30GB Apple iPod 60GB |
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■動画連続4時間を実現した動画に強いスタミナプレイヤー iiPodのコーナーでも説明したが、音楽の連続再生時間では14時間で動画では今回紹介する3モデルの中で最長の4時間を実現している。 様々な動画フォーマットに対応しているZENVision:Mだが、メーカーテスト環境ではMPEG4-500kbpと他のモデルより低いビットレートで公表されているので一概には言えないが、それでもクラス最長だろう。 実際DivxやMPEG-2などの高ビットレート再生すればバッテリー消費は増えてしまうので多彩なフォーマットに対応したZenでは単にiPodの倍の時間再生できるとは考えにくい。 ボディーの厚みが19mmと3モデル中一番大きいことから比較的大型なバッテリーが搭載されていると思われ、動画再生ではiPodをしのぐ最長4時間も再生でき、実に映画2本見れる余裕のスペックを誇っている。 それに対し、音楽再生での連続最長時間ではiPodの14時間と同じでしかないのが不思議だ。 メーカーテスト環境ではiPodがAAC-128kbpsでZENではMP3-128kbpsとフォーマットこそ違うがこの差は大きい。
これはZENが音楽再生の消費電力が多いのか、動画再生が極端に消費電力が少ないのかはたまたiPodが音楽再生の消費電力が少ないのか微妙な所だが、gigabeatも動画2.5時間・音楽12時間というバランスからiPodが音楽再生に対して動画再生は消費電力が大きいと思われる。 実際音楽で14時間再生できればまったく問題ない。 iPodは音楽優先派というならばZENは動画優先派、もしくは全部入り派という感じで動画フォーマットも一般的なものがほぼ対応していることからマニア向けという印象もある。 かといって音楽再生もiPodのAACやgigabeatのWMA9-Losslessには対応していないものの、一般的なフォーマット全てに対応しているので何ら問題はない。 充電時間は動画再生最長時間を実現しておきながら2時間で満充電する3モデルで最速となっている。 またZEN Vision:Mでは他のモデルと違い30GBモデルしか用意されておらず、長時間動画再生を生かした60GBモデルの登場を望まれるだろう。 Creative Media ZEN Vision:M |
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■実用レベルではあるが、もう少し余裕が欲しい気も・・・ i厚みこそiPodよりあるが全体的に一回り小さいボディーのgigabeatも30GBと60GBで厚みが違う。 iPodが60GBでバッテリーを大容量化したのし対し、30GBモデルより厚みは増えたもののバッテリー駆動時間は同じことからバッテリー容量に変更はないと思われる。 HDD自体のサイズも1.8インチと変わらない事からおそらくFMラジオなどの30GBモデルにはない付加機能を搭載した事によるサイズアップだと思うがそれにしても30GBモデルより+13gのサイズアップはでかい。
動画連続再生時間は2.5時間とiPod30GBモデルよりは長時間再生できるものの、音楽再生に関しては12時間と今回紹介する3モデル中一番短い。 メーカーテスト環境ではiPodの動画がH.264-768kbps、音楽がAAC-128kbpsでgigabeatの動画がWMV-500kbps、音楽がWMA-128kbpsとフォーマットの違いやビットレートの違いもあるので一概には言えないがビットレートが同じなZENと比較しても動画で1.5時間、音楽で2時間短いのはちょっと痛い。 しかもgigabeatは他のモデルより一回り小さいので液晶ディスプレイも0.1インチ小さいので多少なりバッテリー消耗は押さえられているはずなのだが・・。 小さいという事はそれなりに消費電力も押さえられるのがだが・・。 動画再生機能のないgigabeat-xシリーズから考えても音楽連続再生時間が16時間だったのに対しsシリーズは14時間と2時間短くなっていることからMicrosoft Windows Mobile for Portable Media Centerがおそらく消費電力を高めているのだろう。 またgigabeat-sシリーズの特徴であるWMA9-Losslessの高音質再生では連続再生時間が2/3、圧縮音声を高音質に補正するH2Cテクノロジーを使用すると1/3と高音質に楽しむ使い方をするとバッテリー消費が大幅にアップしてしまうので注意したい。 それでもそれら高音質フォーマットや回路は他のモデルにはない魅力的な機能で、バッテリー消耗によって使い分けるといいだろう。 HDD容量は30GBモデルと60GBモデルがあり、xシリーズでもそうだったがsシリーズでも60GBモデルはブラックしか用意されていない。 バッテリー充電時間は3時間で満充電とちょっと長めだ。 東芝 gigabeat-s 30GB 東芝 gigabeat-s 60GB |
第3回 多彩な音声フォーマットで上手く使う (毎週金曜日追加更新予定)